☆　実車紹介　☆　

35TP32850形は、台湾の通勤形客車です。
2000年代以降、通勤電車が主流となる前は、この客車が電気機関車に牽引されて、各駅停車として運転されていました。

車体側面の窓ガラスは、一部開いています。
これ、わざとです。
完全に閉まっているものがあれば、半開きのものも、4分の1だけ開いているものも混ざっています。

非冷房の通勤客車でしたが、空いている列車に乗り、窓を開けると、なかなかいい風が入って来たのを覚えています。

1990年代の台北では、10〜11両の通勤客車を、電気機関車、またはディーゼル機関車が牽引していましたが、このうちディーゼル機関車が先頭の普通車は、新竹を出発後、台北を経由して台湾東部の宜蘭や羅東、蘇澳へ向かう列車に充てられていました。
現在はタロコ号やプユマ号が130km/h運転を行っている東部幹線は、1990年代は複線非電化区間でした。

現在でも、南廻線の普通車、または荷物列車の代走として運転されています。



★　製品の仕様　★

・5両編成。
・フライホイール搭載動力ユニットを装備し、パワフルかつスムーズな走行を実現。
・車番は全車両印刷済。
・客車車番：下5ケタ　32851〜32870
・1969年、日本製の客車をプロトタイプとして再現。
・座席：ロングシート
・ボディマウント式カプラーを標準装備。
・付属の別パーツにて、アーノルドカプラーに交換可能。
・テールライト用プリズムを標準装備。
　　室内灯を取付けることで、テールライトも同時に点灯します。
・ディーゼル機関車は、青色タイプ、もしくはオレンジ色タイプを、選択可能。



◎　その他の情報　◎

・メーカー品番： VT1003
・サイズ： Nゲージ
・編成両数： 5両
　　　機関車1両、通勤客車4両
・最少通過可能半径：R249mm
・台車タイプ：TR31形
・ヘッドライト：点灯可能
・テールライト：点灯可能
・付属品：ディーゼル機関車用手すり、交換用アーノルドカプラー
・納期：要相談